夢や希望がない状態こそが本当の幸せである

夢や希望がない状態こそが本当の幸せである足りるを知る者こそ真の富

ごきげんよう、会社を潰した元社長です。

 

今日は「夢や希望に満ち溢れた生活」ほど不幸せなことはないという話をします。この話を聞くと、きっと夢や希望がない人のほうが実は幸せな人なんじゃないかと気付けることでしょう。

 

私たちは小さい頃からずっと「何か夢を持て」「大きな目標を持て」「希望を抱け」そうやって教育されてきました。

 

それを批判することなく受け入れた結果、夢や目標がない人はダメ人間のように錯覚しているのです。でも本当にそうなのでしょうか?

 

なぜ夢や目標を持たないといけないのでしょうか?

 

逆に「夢や希望を目標を持っている」ということは、どういう意味なのでしょうか。

 

私は「年商一億円達成!億万長者なる!」という大きな目標をいだき、仕事に打ち込みました。年商一億円あれば、自慢できるしチヤホヤされるし自尊心が満たされるしというスケベ心を抱いてました。

 

この夢や目標がある状態というのは、現状に不満があるという意味です。

 

「あれが欲しい」「これが欲しい」「それを手に入れたい」「これを手に入れたい」という状態が、夢や目標があるという状態なのですが、それは今それを持っていないからどうしても手に入れたいというわけですよね。

 

もしあなたがカフェをオープンさせることが夢や目標で、それが叶ったとします。すると「カフェを持ちたい!」とは思わないでしょう。なぜならもう既にもっているから。

 

では、既にあるものに私たちはどれだけ感謝をしているのでしょうか?

 

きっと、今あるものに感謝をすることはなくて、足りないものをドンドンとリストアップ(=これが夢や目標)して、それが手に入れなければ幸せじゃない教え込まれてきたのではないでしょうか。

 

そしていざそれを手に入れたら、次はアレが欲しい、コレが欲しいとなるのです。

 

 

盲目の人にとって、見えることがありがたい

 

この世には生まれてから一度も目が見えたことがない人がいます。

 

盲目状態で生まれてきた人は「自分の親を一秒でいいから見てみたい。死ぬまでに一度でいいから、一瞬でもいいから家族の顔を見てみたい」

 

「結婚した相手の顔を1秒でもいい、0.1秒でもいいから見てみたい」「我が子の顔を一秒でもいいから見てみたい」と思いながら生きているそうです。

 

一方で、ほとんどの人は目が見えることが当たり前です。では、その当たり前なことに感謝をしたことがあるのでしょうか。

 

「目が見えたら感謝をしたい」と言いながら生きていて、それが叶わない人もいる。

 

しかし、私たちはずっと目が見えているにもかかわらず、目が見えることに感謝するどころか「アレが欲しい」「コレが欲しい」と言い続けています。

 

 

私たちは既に恵まれている

 

私たちはどれだけ恵まれているかということに気づいてないのです。それに気づかずに、現状が不満だと嘆き「アレが欲しい」「コレが欲しい」と不平不満を言います。

 

そして、「自分がいかに幸せであるか」ということに気づいていません。いかに有り難い状態で生きているかということに気づくことが大切です。

 

「私はすでに恵まれ、満ち足りており、ありがたい状態である」こういうことに気付ける人ほど幸せな人です。夢や目標を叶えることが幸せなことではありません。

 

何かを手に入れることが幸せなのではありません。幸せとは今あるもの全てに感謝できることなのです。

 

 

「足りるを知る者は富む」

 

老子はこう言いました。

 

夢や希望がない状態こそが本当の幸せである
老子

 

「知足者富」(足るを知る者は富む)


 

これは「足るを知る者は富むとは、満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かで幸福であるんだよ」という意味です。

 

特に現代は資本主義で、何でもかんでも右肩上がりに成長し続けることを前提に成り立っている世界です。

 

しかし、日本において資本主義に限界が来ている気がします。日本はバブル崩壊するまでずっと右肩上がりに成長し続けてきました。

 

欧米諸国に追いつけ、追い越せで一生懸命に頑張ってきました。そのおかげで世界三位の経済大国になったのです。しかし国は豊かになったのに関わらず、国民の幸福度は先進国で低いままです。

 

何故でしょうか?

 

これはまさに私たちが小さい頃から、「夢を持て目標を持て」と教育洗脳されたからではないでしょうか?

 

「夢を持て目標を持て」というのは、現状が不満であれということです。私たちは小さい頃からずっと「不満であれ、不満であれ」と言われ続けて育ってきたのです。

 

不満だということは幸せとは真逆の状態です。幸せとは既に満ち足りている状態です。

 

ただ夢や目標を持つことは悪いことではありません。夢や目標を持つことも大切ではありますが、現状に感謝できない限り、不幸せな状態がずっと続くことでしょう。

 

現状に感謝する。今あるもの、今あること、今ある環境に感謝することが大事ではないでしょうか。